かさごのおはなし

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人生いろいろ。苦しいことも全部人生の肥やし。読んでくれた人を元気にしたいかさごのブログ。

不安や心配でいっぱいの頭を解放!『独り言ノート』を作ろう!

こんにちは!うつ病や不安症など様々な精神疾患を経験してきた、かさごです!

15歳でうつ病を発症し今年で9年目、やっと寛解との診断を受けました。

この記事では、そんな私が編み出した不安や心配でいっぱいの頭をスッキリさせる方法である『独り言ノート』についてお教えします!

『独り言ノート』ってなに?

『独り言ノート』とは、その名のごとく”独り言”のように、

頭の中を支配して離れない不安や心配事を吐き出す為のノートです。

よく、精神科医やカウンセラーがうつ病や不安症の患者に勧める『日記をつけること』の簡易版と思って頂けると良いと思います。

ではなぜ、日記を書くのではなくて、わざわざ違う方法を取るのかと言いますと・・・

日記を書くことって、結構疲れることだったりしませんか?

精神疾患を患っているいないに関わらず、日記を書こう!といざ初めても続けられなかったという経験のある方は多いのではないでしょうか?

かく言う私も主治医に勧められ、日記をつけようと張りきって日記帳を購入して書き始めたのですが、半年も続けることができずに終わってしまいました・・・。

『独り言ノート』の詳しい解説の前に、

そもそもなぜ精神科医やカウンセラーは、日記を書くことを勧めるのか?

それについて解説します。

 

専門家が『日記』を推奨する理由

日記を書くことで、『どんな時、どんな気持ちになるのか』を記録することができます。

まずこの時点で、一旦自分を客観視し、その時々の気持ちについて分析する機会

を得ることができます。

さらに、日記を書き続きることで、どんどん自分の気分の変化の状況や心癖のデータが蓄積されていき、自分の心のデータベースができていくのです。

日記は、毎日書くものですから、『不安』という気持ちだけでなく毎日様々な気持ちの記録をしていくことができます。

それによって、『不安』に対する分析や対処だけでなく、どんな時に気分が上がるのか等、ネガティブ思考では見逃しがちな”ポジティブな気持ちに持っていきやすくする方法”もだんだんと身に付けることができるようになるのです。

 

しかし日記を続けるのはしんどい、そんな時の『独り言ノート』

いくら素晴らしくても、やはり日記を続けるのって難しいですよね。

当時うつ病持ちだった私には、日記を書こう!と思ったことで”日記を続けられない自分”が生まれてしまい、またひとつ自分を責める要因を作ってしまいました。

うつ病や不安症の方は特に生真面目な方が多いので、お医者さんに勧められたことは頑張ってやらなければ!と一生懸命になってしまいますよね。

私もそのうちの1人でした。そんな中、生まれたのが『独り言ノート』です!

『独り言ノート』は、日記のいいとこ取りと言っても過言ではない!と自負しているくらいオススメなので、ぜひ参考にしてください! 

 

『独り言ノート』いざ実践!

では、具体的に『独り言ノート』の始め方を解説していきます。

1.毎日書かなくてOK!

『独り言ノート』は、日記のように毎日書かなくて大丈夫です。

気楽に、頭をスッキリさせたい時に、書きたい時に、まさに”独り言をつぶやくように”書いてみましょう。

ただし、日付は忘れずに!

日付を書いておくことで、上述の日記と同様、心のデーターベースを作る材料にすることができます。

2.ネガティブな事柄ばかりになっても気にしない!

初めは、自分を責めるような言葉や不満などネガティブな事柄が多くなるかもしれません。

しかし、無理やりポジティブな言葉を書いて自分の気持ちを上げる必要はありません。

なぜなら、これは私の実体験ですが、

『独り言ノート』を続けていくと自分の良い面や出来たことが、ポン!と書いている途中に自然と浮かんでくるようになるからです。

無理やり『ポジティブにならなければ!こんなんじゃダメだ!』と自分を頑張らせる言葉を書いても、ますます心が疲れてしまうだけ。

『独り言ノート』にだけは、自分の素直な気持ちを吐き出してみましょう。

3.最後は、励ましのメッセージを自分に贈ろう!

吐き出した言葉たちを落ち着いた気持ちで、客観的な目線で見返してみましょう。

解決策や次に繋がることがその場で見つかれば、それを書き記すも良し、その場ではよくわからなくても何か感じたら、その気分を書き記すも良し。

そして、いよいよ頭がスッキリしてきたら、最後は少しだけでもポジティブないつも頑張っている自分の心を労う言葉を書いてみましょう。

例えば・・・

”大丈夫”、”焦らなくていいよ”、”落ち着いていこう”、”できるよ” などなど。

自分の大切な人が落ち込んでいる時にかけてあげるような言葉です。

 

『独り言ノート』の効果は?

少なくとも3年は『独り言ノート』を続けている私ですが、もちろん今でも不安に苛まれてどうしようもない時もあります。

しかし、格段に気持ちの切り替えや整理をつけることが上手になったように感じています。

最初は不安などのネガティブな気持ちの時に『独り言ノート』を綴っていましたが、そのうち感情に関わらず、

考え事を整理する手段=『独り言ノート』を書くこと

という習慣がついてしまったほどに、私にとっては日々欠かせない行動の一つになりました。

少しでも頭がもやっとしたら、すぐに『独り言ノート』に吐き出してみる。

そうしているうちに、自分の心を大切にする気持ちが自然と芽生え、明るい明日へ繋がっていくと思います

 

『独り言ノート』ポイントまとめ

  • 毎日書かなくてOK!書くのは不安な時だけ、書きたい時だけ!(日付は必ず書く)
  • ネガティブな事柄が多くても良い!自然と湧いてくる気持ちを書き記そう
  • 全部吐き出せたら、落ち着いた気持ちで自分を労うメッセージを!

 

いかがでしたか?とっても簡単なので気が向いたときに

ぜひ『独り言ノート』を実践して、心が楽になる感覚を実感してみてください!