かさごのおはなし

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人生いろいろ。苦しいことも全部人生の肥やし。読んでくれた人を元気にしたいかさごのブログ。

【精神科・心療内科・カウンセリング】病院選びのポイントは?信頼できる主治医の見つけ方

今回は、うつ病経験者の私が実体験を元に病院選びのポイントをお伝えします。

私の経験

私は、15歳の時にうつ病を発症し、その後不安障害、気分循環症を経て、つい最近(24歳)で寛解しました。

発症した当初は病院選びではかなり苦戦し、5〜6軒回ったと思います。

最終的に良い先生にめぐり合い、ここまで回復することができましたが、それまでにかかった病院では逆に症状が悪化したこともありました。

 

医者の言うことが絶対だと思いすぎない(特に病院を選ぶ段階で。)

心が弱っているときは、医者の言葉には特に過敏になったり、すがりたい気持ちから無意識に医者の言葉を信じやすい状況になっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、たくさんの病院を回ったからこそ言えることですが、精神科医は本当に色々な先生がいます。

セカンドオピニオンという考えがあるように、1人の先生に言われたことが絶対ではないですし、診断や治療法も様々です。

このことを頭に留めておいて欲しいです。

お勧めできない病院<わかりやすい判断基準>

とりあえず薬を処方しようとする

精神科医の中には、悪い意味で適当に薬出しときゃいいや、という先生が残念ながらいらっしゃいます。

精神薬は、飲み始めたらやめる時、だんだん減薬しないといけないものが多いです。

投薬治療の必要があるかどうかの自己判断はできませんが、先生の説明を聞いて不安が残る場合は他の病院に行ってみるのも手だと思います。

精神薬を怖がる必要はないですが、その都度しっかりと心の状況を正確に捉えてくださる先生であれば、患者ごどに合う薬を模索する姿勢も感じられます。

字面では同じ効能の薬でも、精神薬は特に合う合わないがあるものです。

私の知人は、状況が変わったり、本人的にあまり効果が感じられなかったりしたのに、最初に出した薬をずっと出し続けられていました。

そう言う話を聞くと、ますます信頼できる先生に出会い、真剣に向き合ってくださる先生にかかることが大切だと感じます。

付き添いがいる場合、別々で話を聞かない

付き添いで親族などがついていくと言う場合について。

患者と付き添い一緒での問診1人づつの問診がセットであるのが基本と考えて良いです。

付き添いがいるせいで、患者本人が本音を話せないということや、その逆もあるからです。

(もちろん自分の意思で付き添いと一緒に診察を受けたいという場合は、正直に申し出てOKです。)

しかし、逆に本人が希望しない限り別々での問診をする提案がない先生は、経験上お勧めできません

患者の行動や気持ちを否定する

私自身もこのケースは経験したことがあるのですが、すでに精神的にきついのに更に追い込まれます。

治療しに行っているはずが、悪化することも免れません。

話をした時に、それはおかしい、間違っているなどと否定してくる先生に辛い思いをして診てもらう必要はありません。

自分の苦しい状況を受け入れ、冷静に分析してくださる先生は必ずいます。

先の内容とかぶりますが、1人の先生の言葉を信じて自分を更に辛い気持ちに追い込む必要はないのです。 

とにかく、合わないと思ったら我慢しない

これは現在通院中の方にも言えることですが、一度かかったら、ずっとその病院に通い続けなければいけない訳ではありません

初診の方は特に、焦ったり面倒くさかったりするかもしれませんが、冷静に、また他を当たろうというくらいの気持ちでいてもらいたいです。

心の病は、風邪のように1週間やそこらで解決するものではなく、ゆっくりと時間をかけて治していくものです。

つまり、先生とも長い付き合いになります。

できる限り、初めから自分に合うと思える先生にかかった方が、途中で変わるより信頼関係も構築でき、より良い治療を施してもらえます

私も一度経験しましたが、合わない先生の元で治療を受けて病状が悪化するなんてことになれば、時間もお金ももったいないです。

心が弱っている時は、合わないと思っても自分が悪いと思ってしまったり、行動する気力が湧かなかったりすることもあると思います。

しかし、そこはこれから治療を受ける自分のためにも一歩踏み出してみて欲しいです。

(現在通院していて、どこか納得いかない部分があるような方も、手遅れなんてことはないですから、気力があれば他の先生を探してみても良いのではないでしょうか。)

 

これから精神科や心療内科にかかる予定の方、あまり心に余裕はないかもしれません。

しかし病気を確実に治すためにも自暴自棄になったり妥協したりせず、病院選びを行ってもらいたいと思います。

何はともあれ、絶対に症状は良くなるので大丈夫です。経験者の1人としてみなさんを応援しています。